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台風23号の避難勧告に対する住民の認識と行動に関する調査

台風23号の避難勧告に対する住民の認識と行動に関する調査
 

【目 的】
本調査は、台風23号で避難勧告を出された住民の認識と行動ならびに関連する要因を明らかにすることを目的として行った。

【方 法】
対象は、避難勧告の対象地区全世帯の中で研究の協力に同意の得られた住民。データ収集は無記名によるアンケート調査を用い、郵便受け投函・郵送回収による全戸配布とした。データ分析は、記述統計、カイ二乗検定及びマン・ホイットニーのU検定を用いた。研究に際し、研究協力者の研究に協力することの自由意志を尊重すると共に、プライバシーの保護など倫理的配慮を行い、また兵庫県立大学看護学部研究倫理委員会の審査を受けて実施した。

【結 果】
調査用紙は2818部配布し、504部回収された。その内、有効回答数は481部(有効回答率17.1%)であった。回答者の平均年齢は53.5±16.8歳で、12.9%の者がこれまでに台風或いは水害を体験していた。

 


1)避難群及び非避難群の認識と行動
  避難群は、避難理由として「避難勧告が出たから」、「降水や川の水位を見て」等をあげ、避難した行動を肯定的に評価していた。一方、非避難群は、避難しなかった理由として「自宅が浸水しなかった」、「二階に逃げればよい」等をあげ、避難しなかった行動を肯定的に評価していた。

2)避難群と非避難群の比較
  避難群が有意に高かった項目は、一戸建てに住んでいる者、日頃から非常用持ち出し物品を準備している者、台風23号を災害と言えると答えた者、避難勧告を知っていた者、勧告時に身の危険を感じた者、川の氾濫する危険性に対して恐怖を感じた者、避難を判断した理由を複数挙げている者であった。今後の避難行動について、「避難する」と答えた者の割合は避難群で高く、「わからない」と答えた者の割合は非避難群で有意に高かった。

また、今回避難しなかったが「今後は避難する」と答えた者の理由として、<自然災害は予測がつかない>、<今回のことが教訓>が特徴的であった。一方、「今後も避難しない」と答えた者の理由は、<避難することの方がかえって危険>、<自宅は耐久性に心配がない>等の理由が多かった。<避難できない>という理由も聞かれた。

【まとめ】
今回の調査は、特定地域住民の意識及び行動の一端を伺える資料となると考えている。避難する、或いは避難しないのいずれにしろ、それぞれの思考過程があることが判明した。さらに、本調査結果とこの時実施した面接調査の質的データ分析を合わせて分析する予定である。



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