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兵庫県立大学大学院看護学研究科 21世紀COEプログラム
役立ちマニュアル:高齢者偏
災害時に避難所で高齢者の看護にあたられる皆様へ
備えの時期 災害発生初期 復旧・復興期

認知症の症状増悪について


災害による心身の疲労や体調の変化、避難所生活という急激な生活環境の変化は、認知症高齢者の症状増悪や顕在化にも影響します。そのため、避難所生活を送る高齢者には、以下のような目配りをすることが必要です。


アセスメント


1. 認知機能:記憶障害、見当識障害、判断力障害増悪の有無
   
2.

行動障害:幻覚、妄想、徘徊、不潔行為、異食

 
3.

身体機能:バイタルサイン、脱水、便秘、失禁、疼痛の有無


4. ADL

1) 食事への関心や集中力の有無、拒食、過食の有無

2) 排泄状況全般、排泄方法の認識や不潔行為の有無

3) 清潔、整容への関心の有無、清潔動作自立の有無

4) 自発的な発言や意思表示、対人交流の有無


認知症の症状増悪について


対処方法


1. 可能な限り生活リズムをつけ、避難所での安定した環境づくりを行う

2. 「認知症のアセスメント」を行い、「避難所生活が可能か」という点について検討する

3. 「避難所生活」が可能な場合は、介護者を確保し、認知症介護のポイントを指導する

例(1) 混乱・困惑させないように、穏やかな態度で接する

(2) 言動を否定せず、避難所生活をおくる上で困難な箇所を介助する

(3) 周囲の避難者とのコミュニケーションの調整を行う

4. 家族が日中、避難所に不在の場合は、散歩、家を見に行く、顔なじみの人と世間話をしてもらうなどして、落ち着けるように関わる

5. 「避難所生活」が不可能な場合は、介護保険施設への緊急ショートステイの利用について検討する

対処方法





 
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