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兵庫県立大学大学院看護学研究科 21世紀COEプログラム
役立ちマニュアル:高齢者偏
災害時に避難所で高齢者の看護にあたられる皆様へ
備えの時期 災害発生初期 復旧・復興期

呼吸器感染症の発症


避難所は換気が十分できず、集団生活を余儀なくされるため、呼吸器感染症が蔓延しやすい環境です。また、高齢者は、感染抵抗力・予備力が低下しているので、風邪やインフルエンザに罹患しやすく、容易に「避難所肺炎」を起こし重篤な状況になる恐れがあります。
そのため、高齢者への呼吸器感染の予防対策や、肺炎予備群の早期発見と治療が求められます。


アセスメント


1. 全身状態:バイタルサイン、咳、痰、鼻汁、発熱の有無の観察

2. インフルエンザ症状の観察:
比較的急速に発症する38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、咽頭痛、鼻汁、咳 等
※高齢者の場合、症状が顕著でないことがあるので注意する

3. 避難所環境:室温、湿度、換気状態等
吸器感染症の発症


対処方法


1. 風邪症候群とインフルエンザの予防

1) うがい、手指消毒の必要性について説明し、励行する

2) 必要時、啓発チラシ・パンフレットなどを活用する

3) 必要物品の確保と供給:うがい薬、手指消毒薬、マスク等

4) 避難所内の換気と湿度の確保を行う

5) 必要時、暖房用具の確保と供給を行う(冬季)

6) インフルエンザの発生が予測される場合、ワクチンを確保して接種が行えるようにする
 

2. 風邪症候群に罹患したら

1) 安静、保温のできる環境を確保する

2) 水分補給

3) 栄養価があり食べやすい食事の提供を行う(「食事について」参照)

3. インフルエンザに罹患したら

1) 解熱剤等の確保と与薬を行い、できるだけ早く医療機関に入院できるように対応する

2) 治療後に避難所へ戻る場合に、再度罹患する危険性のある高齢者は、介護保険施設等での緊急ショートステイの利用を検討する
対処方法





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