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災害による生活の変化と対策


災害が起こった場合、水や電気、ガスなどが使えなくなり、普段の生活ができなくなります。災害時の心理として、人は普段の生活と同じように過ごそうとします。しかし、災害時は普段通りにはいかないので、「非常事態である」と気持ちを切り替えて、あるもので対応を考えていきましょう。


食事

・味の濃いおかず、汁物、漬物はできるだけ避けましょう。
配給される食事は、お弁当や炊き出しなどが中心となり、塩分をとりすぎ、むくみが生じやすくなります。

・不足する栄養は栄養補助食品で補うのも一つの方法です。
野菜や果物などが不足しがちになり、栄養のバランスが偏ること によって、便秘傾向になることがあります。マルチビタミンなどの栄養補助食品を非常食として準備していきましょう。

・野菜や果物を配給してもらえるように、避難所などの責任者に相談しましょう。
食料などの救援物資は役所、避難所、保健所などに届きます。


清潔

・体はタオルやウェットティッシュで拭くようにしましょう。
お風呂に入ることにこだわらず、できる方法で体の清潔を保つようにしましょう。特に、お尻や陰部は不潔になりやすいので、部分的に洗ったり、拭くようにしましょう。髪は、水がいらないタイプのシャンプーを利用する方法もあります。体をウェットティッシュで拭く場合、皮膚の弱い赤ちゃんはアルコール成分でかぶれることがあるので注意しましょう。
排泄

排泄

・水が使えない時は、水洗トイレは使わないようにしましょう。
ビニール袋の中に新聞紙を敷いて排泄する方法があります。

・少量の水が使える時は、何回分かの尿を溜めて流すようにしましょう。
普段からお風呂の残り湯を溜めておくと、その水で流すことができます。ただし、お風呂の溜め水は小さなお子さんが誤って溺れる原因にもなりますので、お風呂に自由に出入りができないように外から鍵をかけておくなどしておきましょう。


保温

・新聞紙、布団、毛布で体を包んだり、厚着をしたり、使い捨てカイロを使うなどで保温しましょう。
冬場の災害では、暖房器具が使用できずに、風邪をひきやすかった、体が冷えて寒かった、震えが止まらなかったなどの声が聞かれました。
お湯が沸かせる時は湯たんぽ、電気が使用できる時は電子レンジ用の湯たんぽや電気アンカなどが使用できます。赤ちゃんの体温は外気温に影響されやすいため、寒い時には、お母さんが抱っこして暖めてあげるとよいでしょう。
また、避難所では段ボールを敷いたり、段ボールで周りを囲むと暖かく、プライバシーも確保できて精神的に楽だったという声も聞かれています。
保温

ミルク作り

・お湯を用意するには、カセットコンロ、湯沸しポット、電子レンジで温めて使いましょう。お湯が用意できない時には、粉ミルクをお水で溶かすようにしましょう。

・断水の時には、給水車の水やペットボトルの水を使いましょう。

・粉ミルクがない時は、避難所など救援物資を配布している所で手に入れましょう。

・哺乳瓶を煮沸消毒や薬液消毒できない時は、水でよく洗って使いましょう。

避難所での生活

住んでいる場所や一緒に住む人が変わったりすることで、気疲れや人間関係でのストレスを感じることがあります。一人で思いこまず、感じていることを話していくようにしましょう。お互いにマナーを守り、声をかけ合い、気持ちを理解しあうことも大切です。気になることや困ったことがあれば、家族や周囲の人に相談して、みんなで話し合って解決していきましょう。
避難所などで子どもが泣き止まず周囲に気を遣う場合には、子どもを持つ家族の部屋を用意したり、子どもたちのストレスを和らげるために子どもたちを集めて遊ばせる時間を作るなど、要望をみんなで話しあうようにしましょう。
自動車の中など狭い場所で生活せざるを得ない場合は、「エコノミークラス症候群」にならないよう、水分を適度に取り、屈伸運動・散歩など身体を時々動かして血液の循環をよくしましょう。


ボランティアの活用や生活に関する情報


災害時は水や物を運んだり、交通手段がなくて長時間歩くなど体に負担がかかりやすくなります。体に負担がかかる時は、積極的にボランティアに依頼しましょう。例えば、お子さんを遊ばせることをボランティアに依頼してもよいでしょう。

ボランティア、支援物資、生活の支援に関する情報は、携帯電話やインターネットの災害関連サイト、避難所、保健所などで手にいれることができます。被災者を支援する制度についての情報は、市・区役所などにあるので聞いてみましょう。 ボランティアの活用や生活に関する情報


 

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