災害看護 命を守る知識と技術の情報館 ユビキタス社会における災害看護拠点の形成
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兵庫県立大学大学院看護学研究科 21世紀COEプログラム
役立ちマニュアル:がん患者偏
緩和ケア
備えの時期 災害発生初期 復旧・復興期

日常生活を取り戻すケアを受ける


日常生活を妨げている症状をできるだけ改善し、その人らしい快適な生活を送るための援助をいたします。その際には、ボランティアを活用することもできます。

[1]お食事を楽しむケア
お食事を楽しんでいただける配慮をいたします。病状が進み、食欲がなくなったり、治療の副作用で吐き気などのために食べる気がしないということがあります。
食欲がなくなったら、少しでも食がすすむように、患者様の好みにあったものを用意します。また、そのときに食べられるものを工夫したり、その間の栄養管理をいたします。また、食事の臭いで食欲が低下したり、吐き気がする場合には、臭いを配膳する前になくしてから患者様のところへお持ちします。
椅子に座ってお食事をすることが難しくなっても、食べていただけるように、お部屋の環境を整えたり、食事をとりやすい姿勢をとるケアをいたします。
その他に、季節感を味わうため、季節に応じた料理を用意し、お食事を楽しんでいただけるように工夫している施設もあります。お茶会を催している施設もあります。
また、ご家族と一緒に食べていただけるような環境を提供することもできます。

[2]苦痛や不快感を最低限にするように努力した排泄のケア
おしものお世話は、身体的にも精神的にもとてもつらい体験です。プライバシーを尊重し患者様の負担や不快感ができるだけ少なくなるように配慮して行います。
体力の衰えに伴って、歩いてトイレに行けなくなったりします。その時の患者様の状況をよく判断しその状況に応じた排泄ケアを患者様のお気持ちや意向を十分に尊重して行います。
便秘に対しては、くすりによるコントロールだけではなく、お腹を温めたり、マッサージを行ったりすることができます。

[3]夜にぐっすり眠れるようにするためのケア
からだの具合がよくない場合には、睡眠のリズムが乱されます。また眠れないことが身体のだるさを増したり、食欲低下を強めたりし、そのことがまた、眠れないことにつながるという悪循環となります。
まずは、不眠の内容を把握し、不眠の原因となっているものを除去します。また、睡眠を助けるお薬を使ったり、足を暖めて睡眠を促すことができます。不安や恐怖感のために眠れない時には、看護師にそのことを話すことで、気分がすっきりしたり、不安を少しでも軽減することができ、眠ることができることもよくあります。遠慮なさらずに、なんでもお話ください。

[4]好きな姿勢をとったり、自然な体位や寝返りをうつケア
身体の衰弱が進むと、自分で楽な姿勢をとることや、寝返りをうつことが難しくなります。同じ姿勢でいることで痛みを感じたり、床ずれができたりします。 看護師は、患者様の好みを尊重しながら、楽な姿勢をとることをサポートし、一定時間ごとに体位を変えるお手伝いをすることができます。また、そうすることで床ずれの予防になり、痛みを軽減することができます。患者様が寝ている間も継続して体位を変えるケアを行います。
骨転移があって腕が痛む場合、からだがむくんで重たい感じがする場合など、患者様の状況に応じた姿勢や寝返りのケアを行います。

[5]からだをきれいに保つケア
からだを清潔にするケアは、日常生活の基本であり、気分の爽快感や気分転換をもたらします。患者様のプライバシーを尊重し、お疲れにならないような配慮をしてケアを行います。
お風呂に入る場合は、入浴時間を患者様と相談し疲労感が強くならないように配慮します。手際よくからだを洗い、湯船につかる時間を短くします。入浴剤を使用する施設もあります。入浴後は、休息をとれるようにし、水分の補給をします。
身体のだるさがあったり、お風呂にはいることが負担になるような場合は、お部屋にお湯を運び、身体を拭いたり、足や手を洗ったりすることができます。 おしもをきれいに保つために、トイレに洗浄機能がついているものを使用することができますが、ベッドの上での排泄を余儀なくされた場合には、患者様のお気持ちに十分配慮し、お湯をお部屋に運んで、洗浄用のボトルにお湯を入れて洗うことができます。
からだの具合が悪くなると、口の中の唾液が減ったり、乾燥することで舌がよごれたり、口内炎がおきたりします。患者様のそれまでの習慣を尊重しながら、歯磨きのお手伝いや、うがいのお手伝いをすることができます。

[6]あなたにとって心地よい環境を提供するケア
家庭的で暖かい環境となるようにしています。療養生活を送るなかで、患者様らしい生活環境で過ごすことはとても重要なこととなります。患者様にとっての心地よさのために、緩和ケア病棟では、普通の一般病棟よりも、看護師の配置が多く、面会時間の融通がきいており、お部屋の内装が明るく静かで温かい家庭的な雰囲気となるように配慮されています。使い慣れた家具や衣類を病室に運ぶことができる施設もあります。
そのほか、明るい環境や過ごしやすい環境のためには、家で使用しているものを運んで使っていただくような物質的なことのほかに、人間関係がとても重要です。看護師をはじめとした医療スタッフは、患者様とよい関係を築けるように最大の努力を行います。
また、ご家族との団欒ができるような環境を提供し、病棟にいても、家で療養なさる場合も、心地よい家族との時間が過ごせるような援助をいたします。

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