災害看護 命を守る知識と技術の情報館 ユビキタス社会における災害看護拠点の形成
あの時を忘れないために
本サイトのご利用にあたって
兵庫県立大学大学院看護学研究科 21世紀COEプログラム
役立ちマニュアル:がん患者偏
代替・補完療法とどうつきあうか
備えの時期 災害発生初期 復旧・復興期

代替・補完療法に対する医師や看護師の対応


医師や看護師は医療を健康保険という社会的な仕組みの範疇で提供している専門職です。代替・補完療法は、保険制度の中で一部を除いてがんの治療法としては認知されていませんので、医師や看護師が、積極的に代替・補完療法を患者様に勧めるということはまれであると思います。患者様が代替・補完療法を医師に相談しにくいとお感じになるのは当然のことであると思います。
 医師は、前述したように科学的検証ということを大変重んじますので、従来から代替・補完療法に対して消極的な態度を取っていました。抗がん剤治療中は代替・補完療法を中止してもらいたいと医師に言われた方は多いと思います。代替・補完療法の効果が科学的方法で検証されていないのと同様、どのように従来の治療に影響するのかもわかっていませんので、できるだけ影響因子を取り除くことで、がんの治療効果を見たいという医師の考えも代替・補完療法に対する医師の態度を形成しています。
 看護師は、多くの時間を患者様と過ごし、生活の世話を行っていますので、代替・補完療法に期待する患者様の気持ちをより理解できる立場にあります。しかし現実では、積極的に代替・補完療法をサポートしてくれる看護師は少ないと思います。医療というシステムの中では代替・補完療法をどのように取り扱うか、医療従事者もたびたび困惑するのが現状です。
 このような状況は、患者様が医療従事者に代替・補完療法について相談することを阻みます。相談した方がよいと言われてもなかなか相談しにくいというのが正直な患者様の気持ちではないでしょうか。

しかし、医療従事者は、治療を受けている患者様の身体に影響することについて、非常に関心を持っています。血液やCT、MRIなどの検査をしながら、医学的な治療の効果を判定する医師にとって、患者様がどのような代替・補完療法を受けているかは重要な情報なのです。どのような治療方法を選択するかは、最終的に患者様の判断です。患者様から十分な情報を得て、患者様が決めたことを尊重して、よく話し合うために、医療従事者に自分の考えや試してみたい療法について是非相談することが重要です。
また、代替・補完療法について医師や看護師に相談するには、医療従事者が患者様に対してオープンな態度で相談できる体制を作ることと、患者様が勇気を持って率直に相談をすることの両方が必要になります。

命を守る知識と技術の情報館
役立ちマニュアル
災害の時期で探す
役立ちマニュアル がん患者偏一覧ページへ
このページのPDF版はコチラ 印刷に適したページです
PDFデータをご覧になるにはAcrobat Readerが必要です。
Adobe Reader
お問い合わせ アクセスマップ プライバシーポリシー サイトマップ
Copyright © 2006 College of Nursing Art and Science,Hyogo. All Right Reserved.