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役立ちマニュアル:がん患者偏
代替・補完療法とどうつきあうか
備えの時期 災害発生初期 復旧・復興期

代替・補完療法を取り巻く社会と医学的見解


代替・補完療法を医療としてとらえ、「代替・補完医療」という言い方もされています。代替・補完医療は「現代西洋医学領域において、科学的未検証および臨床未応用の医学・医療体系の総称」と定義づけられています(日本代替・補完医療学会)。英語ではalternative medicine またはalternative and complementary medicine、 時にalternative therapyという言葉が用いられています。代替・補完医療は外科手術のように腫瘍を取り除いたり、出血性ショックなどの生命の危機状態を切り抜けるような効果は持っていませんが、慢性疾患や日常的なストレスマネジメントなど身体の具合を調整する事に関してはこれまでも広く用いられてきました。先進国では医療が多くの慢性疾患(がんでさえ今や慢性疾患である)の治療に多額の費用が投入されるようになり、財政的な問題が生じています。このような経済的状況が比較的安価な代替・補完療法が医療として注目される背景を作っています。開発途上国では、いまでも医療といえば代替・補完療法が主流です。日本代替・補完医療学会の情報によるとWHOの世界健康業務分類の65〜80%は伝統的医療として分類されており、西洋医学の恩恵に預かっている人たちは意外と少ないといわれています。
米国では、医療費の高騰に伴い、政府や保険会社が慢性病の予防に対する効果を期待して代替・補完医療を保険の対象として考えられるようになりました。一つの原因だけでは発症しない慢性病に対して原因撲滅型の西洋医学より遺伝や環境、生活など全体的にアプローチする代替・補完療法がゆっくりではあっても効果があるのではないかと考えらます。実は意外なことに我が国は、従前から漢方薬の保険適用が認められ、マッサージ、針、灸などの中国医学も一部が保険で認められています。我が国は先進国で西洋医学に医療が占領されているように思われていますが、実は代替・補完医療については寛大であり、文化的にも民族的にも受け入れやすい社会的民族的素地を持っているといえます。
しかしながら医学的根拠という点ではほとんどの代替・補完療法は検証されていないというのが現状です。根拠が検証されていないものでも社会的に認められている療法は保険適用となっており、科学的検証と社会的容認は必ずしも一致していません。

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