災害看護 命を守る知識と技術の情報館 ユビキタス社会における災害看護拠点の形成
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兵庫県立大学大学院看護学研究科 21世紀COEプログラム
役立ちマニュアル:こども偏
被災地で生活するこども達【看護職向け】
備えの時期 災害発生初期 復旧・復興期

避難しているこどもの生活環境の把握


生活の場としての環境


衛生状態


遊びの場としての環境


こどもに必要な生活物品の充足



生活の場としての環境


眠ることができているか?


見知らぬ人や環境の中で過ごすことは、こども達にとってもストレスになります。元気でいるためには睡眠が充分にとれることが大切です。


トイレへいける?


こども達にとってもプライバシーは大切な条件になります。特に避難所にいるこども達の場合、トイレに行くことができる年齢では羞恥心もありますので、他人の目がある中でトイレを使うことに抵抗がある場合もあります。トイレに行かないように 食事を控えたり水分をとらないこどももいるということが報告されています。

また、避難所ではトイレは戸外にあることが多く、一人の閉鎖空間で暗いこともあり、 行くのを怖がるこども達もいます。


周囲への気遣い


こどもは本来、泣いたり、大きな声でしゃべったりするものです。しかし、避難所の場合、多くの人たちがともに生活しているために、親子ともに周りを気遣いながらの生活となります。ストレスを発散する場所や機会があるか確認することが必要です。




衛生状態


換気

室温、湿度


採光、におい、音

手洗い、うがい



避難所など集団で生活する場所では、衛生状態の整備は大切な看護ケアの一つです。 季節や施設の状態によって異なりますが、冬季の場合、特に注意したいのは換気と手洗いなどです。暖房が灯油などの場合、定期的な空気の入れ換えが必要となりますし、こども達の寝ている場所によっては、空気の流れが滞り換気の悪くなる場所が出てきます。また、手洗いとうがいは冬季の風邪の予防策としては 効果的といわれている手段です。避難所は集団生活になりますので、特に水の確保が困難な状況において、マスクの使用や、手洗い、うがいを行える環境を作ることは大切です。




遊び場としての環境


こども達は遊んでいるか?


遊び場は確保されているか?


遊びを監督する人はいるか?


子どもたちは、遊びを通して感情の表出をしています。被災後は、そのときの体験を遊びとして 繰り返すことによって、被災の辛かった体験を過去のものとして位置づけるような役割もあります。何かを崩したり壊したりするような遊びをすることもあります。状況が許すようなら無理に止めない方がよいのですが、周囲に危害が及ぶ可能性がある場合には、積み木やお絵かき、ぬいぐるみなど 社会的に受け入れられる遊びとして表現出来るように環境を整えて、遊びを通して表出をできるように することが大切です。

一方で、無理に表出させることは控えなければなりません。年齢の大きなこどもになると体験を話したり 共有したりすることを、会話だけではなく、日記や絵を描くことなどで昇華することがありますので、それができる物品をそろえておくことが必要です。 親や家族が生活の復興を始めると、幼児など年少児の場合は見ていてくれる人たちが必要ですし、集団での遊びを考えることも必要です。

学生のボランティア、保育士の参加も望まれます。




こどもに必要な生活物品の充足(特にこどもに必要なもの


乳幼児


おむつ、ミルク(お湯と消毒物品)、離乳食、お尻拭き


幼児・学童


紙・クレヨン・色鉛筆・パステル・ブロック・ぬいぐるみなど(感情表出用)

 

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